時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ご神木継承プロジェクトを

 先日、大風によって鎌倉の鶴岡八幡宮のご神木とされてきた銀杏の大木が倒れるという出来事がありました。ご神木の命を繋ぐために、神社さんでは、再生を祈って移植を試みているとのことです。この出来事から思いますし、ご神木といえども、いつ何時、自然災害などによって失われるかもしれませんので、ご神木を永遠に後世に伝えるプロジェクトを始めてはどうかと思うのです。

 あらゆる生物には寿命がありますので、突然の災害に見舞われますと、ご神木は、失われたままとなる可能性があります。そこで、今から後継のご神木の準備を開始し、いざという時には、植え替えることでご神木を維持することができると思うのです。挿し木や接ぎ木、あるいはより先端的なDNA保存方法を用いれば、決して難しいことではありません。全国、全てのご神木の後継木を大切に育てていれば、100年あるいは1000年の後であろうとも、ご神木の喪失という事態を回避することができます。氏子さん方に苗木を配って育ててもらうという方法もあるかもしれません。

 歴史の荒波を越えて人々を守り続けてきたご神木が、永遠に我が国を見守るよう、ぜひ、ご神木継承プロジェクトをすすめていただきたいと思うのです。

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