時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

目論見が外れた子ども手当

 子ども手当に関する世論調査によりますと、国民の8割が支持していないという結果が出たそうです。子ども手当も、高等学校の授業料無償化も、選挙対策と揶揄されたのですが、結局、民主党の目論見は外れてしまったようです。

 政治家の方々は、単純に、”ばらまき”政策を実施すれば、国民の支持が得られると考えているようです。しかしながら、国民の方は、それに踊らされることなく、先を見通し、冷静に状況を判断しているようなのです。自公政権の時代にも、国民の不評の中で、定額給付金政策が実施されたものの、選挙へのプラスの影響はありませんでした。各政党とも、そろそろ、こうした”ばらまき”手法には集票の効果はなく、むしろ、国民の不安感を煽るということに気づくべきと思うのです。

 与党も野党も、”ばらまき”合戦を演じるようでは、我が国の財政はもちません。財政のスリム化と効率化を目指した政策を打ち出す方が、よほど国民の支持を集めることができるのではないでしょうか。

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