時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

広島・長崎の犠牲の重み

 本日、8月6日は、人類史上、はじめて原子爆弾が広島に投下された日であり、8月9日の長崎の原爆とともに、歴史に記憶されるべき日もありです。両市を合わせて、20万人以上の方々の命が、原爆投下によって一瞬のうちに失われました。

 毎年、原爆投下の日を迎えると、犠牲という言葉の意味を考えさせられます。原爆投下という忌まわしい出来事を、わずかなりとも人類の幸福に寄与すものとなせるならば、失われた尊い命が、せめても意味あるものとなるのではと。核の抑止力もまた、突き詰めて考えれば、原爆の被害の酷さゆえの心理的な抑止力であり、広島と長崎の方々は、自らの命と引き換えに、原爆のもたらす惨状を世界に示したたことになります。

 今年は、アメリカのルース駐日大使も平和式典に参列されたそうです。全世界の人々は、広島と長崎の尊い犠牲の上に生きていることを、忘れてはならないと思うのです。

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