時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢政権の悪夢

 もし、小沢政権が成立したら、日本国がどのような変化を蒙るのか想像してみますと、それは、悪夢のような気がするのです。民主党政権発足以来、小沢氏が主導したとされる政策のほとんどが、破壊的なものばかりなのですから。

 小沢前幹事長は、政治主導を訴えましたが、この方針は、実のところ、党ならなぬ幹事長への権力集中と独断政治の実現でした。

 小沢前幹事長は、マニフェストの誠実な実行を唱えましたが、政権発足後に起きた混乱は、マニフェストが現実離れしたことにありました。どのようにして、子供手当の増額分の財源を準備すると言うのでしょうか。

 小沢幹事長は、無駄の削減による財源の捻出を主張していますが、仕分け作業でも、マニフェスト実行に必要な予算は確保できませんでした。

 この他にも、小沢氏の政策には、公務員に労働争議の権利を認めるなど、支持団体への利益誘導が見え隠れしています。

 どれもこれも、政権発足後に非難に晒され、参議院選挙でも敗北したにも拘わらず、今回の代表選挙でも、これらの政策方針を貫こうとしているとしますと、思考が硬直しているとしか言いようがありません。しかも、両親が朝鮮半島出身とする根強い噂があるため、国民の多くは、岩手県出身とされる小沢氏が、本当に”日本人”であるのか、確信を持てないでします。強いリーダーシップを望む声もありますが、トップ・ダウン式の国家運営がもたらす独裁国家の惨状を思い起こしていただきたいと思うのです。
 
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