時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢政権の短命予測のリスク

 党の代表選に小沢氏が勝ち、小沢政権になっても、国民に信を問うために解散総選挙か、あるいは、政界再編となって、何れにしても、短期政権に終わるとする予測があります。民主党政権を早期に終焉させるには、小沢氏の方がよいのでは、と・・・。

 しかしながら、予測通りに現実は進むのでしょうか。解散総選挙の選択権は、首相となった小沢氏の手中にあるのですから、権力亡者である氏の性格に鑑みますと、世論の圧力に屈して、解散権をやすやすと行使するとは思えません。むしろ、国民の反対の声を押し切って、解散を先延ばしにし、次から次へと外国人地方参政権法案など、危険な法案を通してしまいそうです。また、政界再編に至っても、自らを中心に多数派を形成することで、総選挙を避ける手段に出ることも考えられます。

 政治家の嘘や演技に、国民は、何度となく騙されてきたのですから、小沢氏に、誠実で正直な対応を期待することには無理があります。今回、小沢氏を支持する人々も、代表選後には、後悔することになるのではないでしょうか。

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