時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ノーベル賞受賞―科学技術予算の増額を

 昨日、二人の日本人の方がノーベル化学賞を受賞したというニュースが飛び込み、我が国の科学技術力の高さをあらためて内外に示すことになりました。はやぶさの帰還でも話題となりましたが、政府は、未来を拓くための予算こそ、優先すべきと思うのです。

 民主党政権が始めた子供手当は、教育のレベル・アップに繋がっているとは言い難く、むしろ、支出に占める教育費の割合が減少しているとの情報もあります。”ばらまき方式”では、支出先の決定権は家庭にありますので、子供の教育に向けられるとは限らないのです。その一方で、研究者の不遇や研究環境の悪化も伝えられており、我が国が、学問や技術力において先端を走ることが難しくなっています。

 ノーベル賞のコンセプトが、人類への貢献であるならば、これまで、数多くの日本人が受賞してきたことは、それだけ、日本国が、自国のみならず、全人類に尽くしてきたことになります。尊敬される国であるためにも、科学技術予算を増額し、時代を拓く研究を後押しすべきと思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>