時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

どこまで日本国は中国に利用されるのか

 昨日、東京都内で大規模な中国に対する抗議デモが行われたにも拘わらず、日本国のマスコミは、産経新聞社を除いて、無視を決め込んでいるようです。

 日本国では情報封鎖が続いている一方で、中国国内では、日本国内の反中抗議デモが報じられたそうで、これに反発して、反日を掲げた”官製デモ”が各地で発生しているようです。考えてもみますと、この反応は、劉暁波氏のノーベル平和賞を受けて、中国国民の間で民主化運動が発生しそうな矢先に、共産党政府が、”日本叩き”に誘導し、国民の不満の矛先をずらしているようにも見えます。したたかな中国のことですから、またもや日本国を利用して、体制維持を図ろうとしているのかもしれません。

 アジアの民主主義国家のモデルであるべき日本国が、”中国を刺激してはいけない”とばかりに、情報統制に加担しているようでは、中国の変化は望むべくもありません。日々、民主党政権とマスコミに対する国民の失望は、深まるばかりです。

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