小沢氏の正義が勝つ発言の傲慢

　検察審査会の議決により、強制起訴となる小沢氏は、「正義は勝つ。お天道様見ている」と発言したと報じられています。この発言には、小沢氏の傲慢な精神構造が端的に現れています。

　百歩譲って、たとえ強制起訴の結果、小沢氏が裁判で無罪になったとしても、小沢氏に正義があると認める国民は、ほどんどいないのではないでしょうか。無罪＝正義ではありませんので、小沢氏は、法の欠陥を悪用し、法に違反することなく蓄財した抜け目のない政治家、としか、国民の目には映らないと思うのです。

　にも拘らず、自分だけは、正義と言い張って憚らない小沢氏の精神には、危うさを感じます。菅首相や仙谷官房長官とも共通しますが、他者の評価や批判を無視し、自己評価だけで行動する政治家は、得てして暴走し、国を傾けるものです。この発言は、小沢氏の政治家としての適性の欠如の現れでもあると思うのです。

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