時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

センター試験の韓国語は不要なのでは

 大学入試であれ、何であれ、試験というものは、公平性こそ尊重すべです。本日の新聞記事では、センター入試の外国語の平均点には、英語と韓国語との間に、10点以上の開きがあるとの記事が掲載されていました。10点と言いますと、ボーダーラインでは合否を確実に左右しますので、これは、大いに問題です。

 そもそも、受験科目とは、政治的な配慮ではなく、学業に役立つことを基準に選別すべきであり、韓国語は、基礎学力を問うセンター試験の受験科目としては不適切です。しかも、韓国語(ハングル?)を正規の授業科目としている学校は、朝鮮学校ぐらいしかありませんので、この点にも問題があります。これでは、韓国語を母国語としている在日韓国人朝鮮人優遇策と批判されても、致し方がないのではないかと思うのです。通常、制度の問題点が指摘されても、なかなか是正されない場合は、現状の制度で不当に利得を得ている勢力が存在しているものです。

 導入の契機は、ワールド・カップの共同開催の時のようですが、センター試験が、政治に振り回される現状は望ましくありません(昨年も、外国人参政権について問題が発生している…)。受験科目の見直しや得点の計算方法も含めて、センター試験は、公平性の原則に立ち戻って、制度を再検討すべきなのではないでしょうか。

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