時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ムバラク氏の小沢氏の共通点

 報じられるところによりますと、小沢氏は、”働けるだけ頑張る”と述べて、政界引退を否定したと言います。この台詞、エジプトにおいて国民によって辞任に追い込まれたムバラク氏の言葉と共通していると思うのです。

 ムバラク氏も、最後の最後まで、大統領職にしがみつき、国民を無視しました。両者の共通点とは、国民の大多数が、退陣を望んでいるにも拘わらず、本人は、全く国民感情を理解していないところです。しかも、両者は、蓄財に熱心であり、権力に対する執着心が人一倍強いという点においても共通しています。民主党政権発足直後には、幹事長として陰の”独裁者然”としていたことを思い出しますと、両者のイメージは、さらに重なるのです。

 小沢氏のみならず、民主党議員、あるいは、政治家には、国民感情が読めない人が多すぎるようです。何故、独裁者が国民から反感をもたれ、嫌われるのか、政治家の人々は、考えてみたことがないのでしょうか。

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