時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

命がけで国民を救おうとしている自衛隊

 福島第1原発の第3号機で爆発があり、その際、行方不明者の中に、自衛隊の隊員がおられたことから、命にかかわる最も危険な作業に自衛隊の方々があたっておられることを知りました。安否が気遣われたのですが、無事のニュースに、まずは胸をなでおろしたのです。

 福島第1原発や第2原発のように、原子炉の冷却機能が働くなくなりますと、メルトダウンによる核汚染は、重大な危機となって我が国を襲ってきます。核物質で汚染された周辺の地域は、半永久的に立入禁止になるのみならず、その後も、多くの人々が放射性物質による癌の発病に苦しみ、農作物も汚染されることになるからです。誰かが、メルトダウンを止めるために、危険を承知で冷却作業に従事しなければ、日本国は、核汚染という計り知れない被害を受けることになるのです。

 おそらく、現場の民間の作業員ではあまりに危険が高すぎるために、自衛隊の特別チームの方々に、この任務を任せることになったのでしょう。最後に自らの命をかけて国家と国民を救おうとしている方々こそ、自衛隊であることを、我々国民は、忘れてはならないと思うのです。

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