時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

経済危機の回避―謎の円高は底値買いが原因か

 本日は、昨日に続き、東京証券取引所では、リーマンショックを越えるとされる株価の下落がありました。その一方で、何故か円高も更新しており、この現象は謎とされています。

 日本経済に対する悲観的な観測による”日本売り”であれば、株価も円も同時に下落するはずなのですが、両者は、逆方向の動きをしているのです。新聞等の解説では、保険会社が”地震保険”の支払いのために円を調達する必要があったから、あるいは、復興事業による内需拡大への期待されているから、と説明されていますが、もうひとつ、原因があるとしますと、株価の大幅下落を予測した、”底値買い”への準備資金の調達なのではないかと思うのです(この予測は、間違っているかもしれませんが・・・)。

 急激な株価下落を心配するむきもありますが、円高のほうは、日本国の将来に対する期待が消えていない証しでもあるのかもしれません。もし、そうであるならば、”日本売り”に走る必要はないのではないでしょうか。

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