時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

仙谷副官房長官起用は不安要因

 震災の混乱に乗じるかのように、民主党政権は、仙谷氏を副官房長官に起用する人事を行いました。この人事、国民の不安を煽るだけなのではないでしょうか。

 仙谷副官房長官は、自らの危険を顧みずに、懸命に活動されている自衛隊を”暴力装置”と呼び、長らく敵視してきたことは、よく知られています。加えて、尖閣諸島沖での事件で、中国を擁護するために、隠蔽と情報操作に走ったことは、国民からの強い反発を買いました。この姿勢を考えますと、仙谷氏の再登場は、政府が、何か情報を隠そうとするための人事と受け取られかねません。つまり、政府発の情報の信頼性が低下し、国民は、不安となるのです。大災害の後にもかからわず、不安要因を増やす行為は、背信的ですらあります。起用するならば、最も国民から信頼されている人物を選ぶべきです。

 仙谷氏の副官房長官の報が伝えられた途端、ネットでは、中国人民解放軍の進駐を懸念する意見も見られるようになり、災害のみならず、安全保障まで懸念せねばらなない状況となりました。民主党政権は、これ以上、人災を招いてはならないと思うのです。

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