時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

放射能対策―ノウハウを持つアメリカに支援要請を

 我が国は、唯一の被曝国ということもあり、核兵器に対する強いアレルギーがありました。非核三原則もその一つであり、核というものを意識的に遠ざけてきたのです。このため、放射能に対するノウハウや技術が蓄積されているわけではなく、今回の福島第1原発放射能漏れ事故は、充分な準備がないところに、突如、襲ってきたことになります。

 一方、米ロやヨーロッパ諸国は、冷戦時代から核戦争を想定しおり、本土が核攻撃を受けた場合のシナリオも描いています。このためは、核攻撃後のサバイバル方法についても研究が進められてきたと推測され、具体的な対策も講じてきたはずです。実際に、FDAの未承認薬であるものの、細胞を死に至らしめるアポトーシス・プログラムを遮断する被曝ブロック薬が、アメリカの製薬会社で開発されているようですし(「Protectan CBLB502」)、FDAが承認している放射性物質の対外排出率を高める薬品は、ドイツの製薬会社が製造しているようです。この他にも、日本国では知られていない、様々なノウハウがあるかもしれません。

 現在、日米同盟のもとで、米軍は、大規模な救援活動を展開しているにもかかわらず、マスコミは充分に報じておりません。民主党政権もまた、基本的なスタンスが親中ということもあって、アメリカに対して積極的に支援を求めるどころか、申し出を断っているそうです。国民の命がかかわることなのですから、見栄をはったり、個人的な思想を優先するのではなく、放射能対策について、素直にアメリカに協力と支援を求めるべきと思うのです。

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