時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

政府は韓国の動きに注意を

 本日の新聞によりますと、韓国は、我が国が大災害による混乱にあることに乗じてか、竹島に近接した科学調査施設を建設する方針を示すとともに、昨日の福島第一原発での低濃度汚染水の放出についても、国際法違反ではないかと、クレームをつけてきたそうです。

 竹島が不法占領されたのも、戦後の混乱期であったことを思い起こしますと、韓国の行動は、相手国が弱体化したと見るや、攻撃に転じるというもののようで、モラルが疑われます。竹島の海洋施設については、厳しく韓国政府に対して抗議すべきであり、司法解決に向けて竹島占領の不法性を問うべきですが、福島原発の汚染水問題については、我が国も、国際法に違反しないよう、慎重に対処すべきです。何故ならば、ロンドン条約の1996年の議定書では、国際原子力機関が免除する以上の放射能を有する廃棄物を投棄することは禁じられ、また、汚染国の責任が原則化しているからです(低レベルの汚染物であれば許容されている…)。

 昨日の汚染水放出については、事前報告を怠ったことを指摘しているようですが、戦後から今日に至るまで、韓国は、”謝罪と賠償”を請求し続けてきましたので、今回の事故についても、何らかの要求を付きつけられる可能性も否定はできません。政府は、こうした事態に発展しないよう、充分に気をつけるべきと思うのです。

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