時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

福島原発レベル7-政府は放射性物質回収策を

 福島第1原発の事故は、ついに、チェルノブイリと同じレベル7と認定されたそうです。このレベル認定、放射性物質の外部への拡散量によって決まるそうなのですが、日本国政府、および東電は、国内外からの信頼を回復するために、放射性物質吸収策の策定を急ぐべきなのではないでしょうか。

 既に、福島原発の周辺の農地には、バイオ燃料としても使用できるなたねやヒマワリを植えるとする提案があるそうです。ヒマワリには、95%という高い率で、放射性物質を吸収する高い能力があるとする研究結果あることは、本ブログでも紹介しました。また、ネット上の情報によりますと、海洋汚染については、日本原子力学会が、ゼオライト(沸石)にセシウムを吸収する高い効果があるとする見解を公表しているようです。そのほかにも、放射性物質を吸収・回収する手段はあるでしょうから、政府は、内外の知識と情報を集め、至急、回収作業に着手すべきです。

 レベル7の被害を、せめても最小限にとどめるためには、既に放出されてしまった放射性物質の汚染総量を減らすしか道がありません。今後とも、放出量をできる限り抑えると共に、政府、東電とも、回収面での努力を怠ってはならないと思うのです。

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