時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

独裁者とテロリストの自業自得

 昨日、カダフィ氏の息子と孫が爆撃により殺害され、本日は、数々のテロ事件の首謀者であり、かつ、アルカイダの最高幹部であったオサマ・ビンラディンが、米軍特殊部隊の銃撃により、パキスタンで死亡したというニュースが伝えられております。如何なる人物であれ、人の命が失われることは、痛ましいことではあります。

 しかしながら、独裁者とテロリストが、これまで、多くの人々の命を無残に奪ってきたこと、そうして、自らが武力闘争を是認してきたことを考えますと、こうした状況に至ったことは、自業自得であるとも言えます。権力維持や絶対化された思想のために、無防備な人々を一片の情けをかけることもなく殺害し、残された家族の悲しみにも全く思い至らなかったのですから。これまで、どれだけ多くの人々が、独裁者やテロリストの手にかかって、命を落としたことでしょうか。

 独裁者やテロリストが、殺害命令者であることを、決して忘れてはならないと思うのです。もしかしますと、ビンラディンがこの世からいなくなることで、多くの人々の命が救われた可能性さえあるのですから。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>