時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本文化・文明の危機

 日本国のテレビ局に対する韓国政府の対日政策が引き起こした大規模なデモは、海外のマスコミでも報じられており、無視を決め込んだ国内のマスコミの異常さが、逆に浮き立つことになりました。嫌なら見なければよい、という意見もありますが、この問題は、深いところで進行していた、日本文化、否、日本文明の危機が表面化したのではないかと思うのです。

 マスメディアとは、その国の文化の表現手段の一つであり、直接視覚に訴えるテレビともなりますと、一つの文化的な作品が世に問われる場ともなります。全てとは言わないまでも、テレビ放送は、文化の担い手であり、発信者でもあるのです。テレビと文化との密接な関係を考えますと、放送されるコンテンツが外国製のものに占められますと、日本の文化空間は、それだけ、狭められることになります。加えて、一般の番組のディテールにも、韓流のセンスがちりばめられるとしますと、テレビで放送される世界は、日本であっても日本ではなくなるのです。

 しかも、韓国偏重に反日が加わりますと、放送局は、意図的に日本の文化を貶め、その熟成と発展を阻害しようとします。フジテレビのみならず、韓国偏重は、NHKを含め、他の放送局にも見られますので、この意味において、現在、日本の文化と文明は存亡の危機に立たされているのです。この危機感が、一般の人々をも、大規模なデモに向かわせる、一因となったのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>