時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

子ども手当と科学技術どちらが大事?

 1000兆円もの財政赤字を抱えた日本国が危機的状況にあることは、政府も国民もよく分かっているはずです。ところが、野田首相は、増税を公言する一方で、今度は、第4次補正予算案の指示を出したというのです。

 増税する傍から”ばらまき”をしたのでは、財政再建は覚束ないのですが、子供手当についても、所得制限の家庭にまで、9000円を支給する案もあるそうです。一方、将来の雇用を生む科学技術関連の予算の削減には熱心であり、民主党政権の短絡的な思考は、長岡藩の「米百表」の逸話のまさに逆バージョンです。政府からの月々の支給は日常の生活の中で消えてしまいますが、科学技術への投資は、将来的にはその何倍もの価値を生むのです。

 子ども手当と科学技術。どちらが、子供たちに明るい未来を約束するのでしょうか。答えは、自ずと明らかなのではないかと思うのです。

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