時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

はやぶさ2の危機―民主党政権の”いじめ”か

 幾多の苦難を乗り越えて地球に帰還したはやぶさの偉業は、多くの国民に自信と希望を与えるものでした。ところが、はやぶさ2のプロジェクトは、財政削減の前に風前の灯となっているというのです。

 その最大の理由は、予算のカットなのですが、文科省は、震災後の日本国への評価を回復させるために、11億円をかけて外国のブロガーを無料で招待するといった、誰から見ても無駄な事業に予算を付けていました。はやぶさの11年度の予算は30億とのことですから、無料招待のような事業費を削れば、捻出できない額ではありません。仕分け作業の対象となりながら、成果を上げたスパコンも、予算縮減でしたので、民主党政権は、あたかも、成功を恨んで狙い撃ちしているかのようです。

 政府が”いじめ”体質では、国家も国民も発展するはずはありません。プロジェクトの成功を正当に評価しない民主党政権は、どこか心根が捻くれているように見えます。政府の役割は、”いじめ”を懲らしめ、伸びゆくものを育てることにこそあるのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>