時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

外国人参政権出題事件―憲法違反では

 大学入試のセンター試験行政書士の資格試験、国家公務員脅錣虜陵兒邯海函∋暗戮蘯郊垢乏姐饋融伽権に関する問題が出題されたとなりますと、これを、異常と感じない人はいないのではないかと思います。しかも、回答が間違っているのですから、なおさらのことです。

 そもそも、未だに立法されていない法案について、設問が造られていること自体が不自然なことです。最高裁判所違憲判決の”傍論”を根拠として、政党が法案化を急いだという、立憲主義を揺るがす大事件であったのですから、もし、出題するならば、何故、議論が湧き起こったのか、論理的に説明させたほうが、よほど、受験者の思考能力を図ることができたはずです。この問題の論争性を無視して、国家試験の場を利用し、受験者に”踏み絵”を踏ませるような行為は、それこそ、憲法違反の可能性すらあります。憲法第15条2項には、”全ての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない”と定めていますが、試験の実施機関は、明らかに、外国人地方参政権支持派のために、国家試験を作成し、実施したのですから。

 この問題が出題されるようになったのは、民主党政権が発足してからのことであり、これが、単なる偶然とは思えません。公平であるべき公的な試験が、政治介入によって歪められたとしますと、政府に対する国民の信頼を失墜させることになるのではないでしょうか。

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