時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本の雇用はどうなるのか

 昨日、東南アジア諸国から来日して介護の研修を受けていた方々が、介護士試験に臨んだそうです。日本国では、介護士の数が足りないということで、外国人介護士の受け入れ政策が行われていますが、日本人の雇用は、これからどうなるのでしょうか。

 現在、政府によって推進されている産業空洞化政策により、国内の生産拠点の海外移転には、歯止めがかからない状況です。日々、東南アジアや中国といった新興国に雇用が流出しており、失業問題の深刻化も懸念されてもいます。国内の製造業における雇用機会は減少する一方で、上記の介護士をはじめ、国内のサービス業などにおいても外国人採用数は増加しています(企業も外国人採用を増やしている…)。この両方向の現象が同時に起きているのですから、日本人の雇用を心配せざるをえません。

 失業を原因とする生活保護の受給者の増加は、経済危機が財政危機に転じるきっかけともなります。政府の”未必の故意”は、日に日に国民の追い詰めていると思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>