時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国は”裸の王様”か

 『裸の王様』は、誰もが良く知っている物語です。王様は裸だ!という子どもの叫びで、これまで成り立っていた虚構の世界が崩れてしまうというストーリーです。名古屋市の河村市長の南京事件の発言に、つい、このお話を思い出してしまうのです。

 南京事件については、中国側は、20万人とも30万人とも言われる無辜の中国人が虐殺された主張しています。一方、日本国側では、この数字には疑問の声が多く、ましてや、軍の命令の下で組織的な虐殺が行われたとは到底考えられません。あくまでも、従軍慰安婦問題と同様に、逸脱行為は軍規違反であり、処罰の対象であったのです。このため、毛沢東時代には、南京事件について、日本国を糾弾することはなかったのですが、江沢民時代ごろから、南京大虐殺として、反日プロパガンダの道具と化してゆきます。つまり、被害者数が水増しされてゆき、残虐性の誇張もエスカレートするのです。こうして、虚構としての南京大虐殺が造られてゆき、あたかも事実の如くに国際社会に拡散されるようになりました。

 『裸の王様』では、目に見えるものをありのままに言葉にした純真な子どもの一声によって、嘘で固めた虚構は、脆くも崩れ去ることになります。現在においても、正直な言葉には、虚構を打ち砕く力が秘められているのではないかと思うのです。

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