中国に梯子を外された九条信者

　ここ数日、毎日のように、尖閣諸島をめぐる中国側の強圧的な発言が報じられています。武力行使も辞さないそうですが、この事態、九条信者の方々は、どのように捉えているのでしょうか。

　九条信者とは、日本国憲法に”戦争の放棄”を掲げた九条が存在している限り、戦争は絶対に起きないと信じ込んでいる方々のことです。憲法こそが、平和を守ると。そうであるからこそ、憲法改正には反対の立場をとり、九条を死守せよと訴えております。ところが、中国側の発言は、この信仰を真っ向から否定することになりました。憲法九条があるにも拘わらず、中国は、尖閣諸島の領有を目的に、日本国に対して武力行使も辞さないと明言したのですから。憲法第九条には、戦争を抑止する効果がなかったのです。

　戦争と言うものは、相手国が戦争の意思をもち、それを実行に移した段階で、攻撃を受けた側の国が防衛のために応戦することで、いやがおうもなく始まってしまうものです。中国側の態度が、親中派でもある九条信者の方々の梯子を外すことになったのは、何とも皮肉なことなのではないかと思うのです。

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