時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

平成の元寇か

 報道によりますと、1000隻もの中国の漁船が尖閣諸島沖に向かって出航したそうです。我が国の海域に忽然と現れる大船団の光景は、あたかも鎌倉時代元寇の再来のようです。

 これらの船は、漁業を目的とした民間の漁船のはずもなく、いわゆる”武装漁船”であることは確かなことです。しかも、一度に1000隻もの船が集結したとなりますと、背後には、この船団を組織した中国政府の影が見え隠れしています。あるいは、中国政府というよりも、権力闘争のただ中にある一部の勢力であるのかもしれません。何れにしましても、日本国を威圧、あるいは、尖閣諸島を占拠するために、中国は、大船団を日本に差し向けているのです(もっとも、元寇の際の戦艦数は4400隻なそうですが…)。

 神風に助けられたとはいえ、鎌倉幕府は、元の属国となることを断固として拒絶し、武士たちもまた、獰猛な敵兵を相手に勇敢に戦い抜きました。日本国政府は、大軍を前に怯むことのなかった先人に倣い、武力のみならず、知力を尽くして、この尖閣危機に立ち向かうべきと思うのです。

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