時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

有事を想定した挙国一致内閣の準備を

 政権与党である民主党は、代表選を控えているため、中国の反日暴動や尖閣諸島の危機を前にしても、対応に集中できない状態にあります。一方、野党の自民党もまた党首選のただ中にあり、加えて、「日本維新の会」が、地方から揺さぶりをかけています。つまり、日本国の政界は、安定感を欠いているのです。

 こうした不安定な状況は、日本国を狙う周辺諸国からしますと好都合であり、攻める側からしますと、今が好機と判断してもおかしくはありません。民主党政権は、自らの統治能力に限界を感じているならば、有事を想定し、即、挙国一致内閣を組閣する準備を進めておくべきではないかと思うのです。民主党には、有事向きの人材は乏しく、この点に関しては、自民党の政治家の方が、人材が揃っています。最悪の場合には、総選挙の期間中に有事が発生するとも限りません。あらゆるシナリオを想定して準備を整えておきませんと、いざ、という時には右往左往するばかりで、中国に屈する悲劇に見舞われることになります。

 中国の属国となることが、如何に悲惨なことであるかは、チベット東トルキスタンの現状を見れば、一目瞭然です。有事とは、国家的な危機なのですから、政治家も協力し合い、日本国と日本国民のために、最強かつ最善の布陣で臨むべきと思うのです。

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