時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”日本をどうしようもない国にしてやる”―恐ろしき本音?

 昨日、ネットのニュース記事を読んでおりましたところ、東京都知事選に関するある芸能人の発言が目に留まりました。本人は、気のきいたジョークのつもりなのでしょうが、ジョークとも思えず、おもわず、パソコンの前で凍りついてしまいました。

 石原都知事の辞任を受けて、次期東京都知事選が既に注目されておりますが、その芸能人の方は、都知事選への出馬を冗談めかして仄めかし、”俺が出馬して、日本をどうしようもない国にしてやる”と言い放ったというのです。国民の多くは、政治家とは、現実はどうあれ、日本国と国民のために、一生懸命に仕事をするものと信じてきました。どの政治家も、少なくとも建前としては、国民のための政治家をアピールし、このことは、国民と政治家との間の一種の暗黙の了解となってきたのです。ところが、民主党政権を始め、政治家の行動を見ますと、全員とは言わないまでも、敢えて失政を繰り返すことで、日本国の基盤を根底から破壊し、”どうしようもない国”にすることを目的として活動しているとしか思えない政治家が大勢おります。

 ”どうじようもない国にしてやる”発言には、今まで、誰も言わなかった政治家の心の中の恐ろしき本音が、芸能人の口からではあれ、ぽろりと出てきてしまったような感があります。それとも、私が、ジョークの通じない人間なのでしょうか。

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