時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

民主党の”厳しい声ください”は信用できる?

 本日、民主党が掲載した新聞広告は、「厳しい声ください。全て、受け止めます」という言葉で結ばれているそうです。民主党に対して懐疑的な国民は少なくなく、国民の方こそ、素直にこの言葉を受け止めることができない状況にあります。

 2009年の政権交代以来、民主党政権の権力濫用には目に余るものがあり、今日まで、傲慢な政策運営を続けてきました。しばしば首相や大臣たちが口にしてきた”国民の声を聴く”という言葉も、自らの政策を推進するための隠れ蓑でしかありませんでした。否、世論を捏造してきたといっても過言ではありません。ところが、選挙の足音が聞こえてきた途端に、突然に態度を豹変し、国民に阿るかのように、”どのような批判でも素直に聞き入れます”と低姿勢を見せているのです。かつて、中国の毛沢東は、百花斉放をスローガンに掲げて、共産党への批判を国民に許しました。批判した国民に待ち受けていた悲劇的な末路を考えますと、親中姿勢の強い民主党の批判容認姿勢にも、同様の顛末を予感せざるを得ません。

 また、国民のから、民主党に対して、民主党政治家の出自の公開、外国人地方参政権人権擁護法案などの法案の取り下げ、パチンコの禁止、帰化条件の強化、日教組改革…といった、民主党の路線の変更や支持基盤の喪失を伴うような要望が寄せられたとしたら、民主党は、この言葉通りに、素直に応じるのでしょうか。するつもりのないことを約束しているとしますと、これもまた、詐欺的なのではないかと思うのです。

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