反日教育こそ平和の敵では？

　中国と韓国の反日教育は、自国民を一致団結させることが目的とは指摘されつつも、度を越したところがあります。両国とも、”愛国無罪”がまかり通り、犯罪も免責されるのですから。

　こうした両国の反日教育に対して、日本国側もまた、これまで”平和教育”で応えてきました。日本国側の”平和教育”とは、相手国の言い分を全面的に認め、日本国側が、ひたすらに加害者として被害国に謝る、というものでした。謝れば、相手国の対日感情が良好となり、友好関係を築くことできると信じていたのです。このため、両国の主張に反論することは、たとえ事実に即するものであっても、平和に反する行為とも見なされたのです。しかしながら、この対応は、正しかったのでしょうか。反日教育と平和教育との協力関係は、むしろ、日本国に対する憎悪を深め、敵対感情を生んできたのではないでしょうか。つまり、日本国は、将来において報復を受けるべき悪しき敵国であると…。

　戦争に際しては、敵対する双方が、相手国に対する敵愾心を煽るものですが、反日教育は、平時にあっても、日本国を憎むように国民を仕向けています。尖閣諸島や竹島問題で見せた両国国民の激情は、反日教育の効果でもあります。こうした現状に鑑みますと、日本国は、むしろ、事実に反することに対しては、両国に対して反論し、過度な被害者意識を是正させる必要があるのではないかと思うのです。敵愾心は、常に、平和に対する脅威となるのですから。

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