時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

政府は邦人を助けたアルジェリア人に感謝状を

 アルジェリアで起きたテロ事件は、この世には、日本人の想像を絶するような残酷な世界が存在することを、見せ付けることになりました。アルジェリアの発展に尽くしつつも、志半ばにしてテロの犠牲になられた十名の日本人の方々に、心より哀悼の意を捧げます。

 人の命を奪うことを何とも思わない残忍なテロリストがいる一方で、かの地では、自らの危険を顧みず、邦人の命を助けてくださったアルジェリアの方々もおられたそうです。昨日の報道によりますと、助かった日本人の一人は、アルジェリア人スタッフの方々が機転を利かせ、日本人であることをテロリストに勘付かれないよう、ターバンを巻くなどの変装をしてくださったお陰で、施設から無事に脱出することができたと証言しております。もし、この脱出作戦を、テロリストが見破ったとしますと、救出を助けたアルジェリア人の方々もまた、無慈悲な銃弾に倒れたたかもしれません。

 地獄に仏のようなお話なのですが、日本国政府は、邦人の命の恩人であるアルジェリア人の方々に、感謝状を授与すべきではないかと思うのです。命を奪うのではなく、命を救う行為こそ、真に尊いのですから。

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