時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

北朝鮮問題-深刻な人間性の崩壊

 北朝鮮は、近々、核実験を強行する構えを見せています。最後に残された道は、核による脅ししかない、と言わんばかりに。

 脅迫と暴力した信じない北朝鮮のトップのみならず、人間性の崩壊は、北朝鮮の一般国民にまで及んでいるそうです。嘘か真か、深刻な飢餓に見舞われている北朝鮮では、親が子ども食べていると噂されています。戦時中に、日本国もまた、国民が飢えに苦しむ時期がありましたが、この時期を語る苦労話は、子どもに食べさせるために親が食事を我慢し、親の方がやせ衰えてしまった、というものばかりです。動物の世界でも、献身的な子育てをする親の姿が見られますのに、北朝鮮の惨状は、まさに生き地獄のようです。その内に、他人が食べ物に見えてきて、国民が、お互いに殺戮し合うようになるかもしれません。恐ろしい限りです…。

 北朝鮮を率いている金正恩氏は、外部の脅威に威勢を張るよりも、内部から侵食が進む人間性の喪失にこそ、危機感を感じるべきです。それとも、サイコパスの如く、人間性を感じ取る感性さえ、既に壊れてしまっているのでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>