時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

竹島の日記念式典-侵略者に配慮は無用

 昨日、島根県竹島の日記念式典が開催されたことを受けて、韓国政府は、在韓日本大使館の公使を呼び、抗議の意思を伝えたと報じられています。

 韓国が抗議する理由は、内閣政務官を式典に派遣したことのようですが、日本国政府としては、首相や閣僚の出席を見送ることで、韓国側にそれなりの気配りをしたそうです。とはいうものの、韓国の主張とは真逆に、歴史的な事実は、竹島の現状は、韓国による日本国の領土侵略以外の何物でもありません。侵略行為に対しては、本来、配慮などする余地はなく、奪われた領土を取り戻すことこそ、政府が優先して取り組むべきことです。一般の犯罪に譬えるならば、他人の土地を力ずくで不法占拠した者に対して、正当な所有者が、相手の顔を立てて何も言わなければ、相手は居座るだけです。しかも、その不法占拠者は、正当な所有者に向かって、ご近所に聞こえる程の大声で”この土地を奪ったのは、お前の方だ”と喚き散らし、”返せと言ったらただでは済まないぞ”と凄んでいるのです。この状況、誰がどう見ましても、不法占拠者が悪いに決まっています。

 韓国による竹島不法占拠は、一般社会にたとえれば犯罪行為であり、国際法でも禁じられていることです。犯罪者を放置しますと、治安が乱れることは当たり前なのですから、日本国政府は、韓国に対して、一切、配慮してはならなず、早急に、ICJへの共同提訴に向けて圧力をかけるか、竹島返還をストレートに要求すべきです。むしろ、無用な配慮は、相手国が、侵略しても許されると勘違いする原因となると思うのです(尖閣諸島も同じ…)。

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