時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

生活保護パチンコ禁止条例を全国に

 兵庫県小野市では、生活保護者のパチンコを禁止する独自の条例案が、市議会に提出される予定と報じられております。条例の対象には、生活保護のみならず児童扶養手当も含まれるそうですが、この対策、全国レベルで実施すべきなのではないかと思うのです。

 生活保護への批判の多くは、パチンコ依存症に起因しています。一生懸命働いて最低賃金を得ている人々、そして、国民年金でつましく生活している人々がいるにも拘わらず、生活保護費を受け取ったその足でパチンコ店に向かう生活保護者の享楽的な態度に、国民の多くは眉を顰めてきました。その他の医療補助などを合算しますと、生活保護者は、年収300万程度の世帯と同レベルの生活を送っているとも指摘されています。しかも、ありあまる暇な時間を、日中パチンコ店で費やしているとなりますと、納税者の不満が高まるのももっともなことです。しかも、そのパチンコの収益、核やミサイル開発で我が国に脅威を与えている北朝鮮に流れているのですから、諸悪の根源とみなされても仕方がありません。生活扶助費の引き下げに反対する人々もおりますが、そうした反対派の人々は、パチンコに通うだけの余裕があることを、どのように考えているのでしょうか。

 動きは兵庫県小野市から始まりましたが、この条例案、他の全国の地方自治体でも可決・成立を目指すべきです。あるいは、パチンコ禁止法の制定に先だって、まずは、生活保護法を改正し、給付金の使途に制限を加えることも一案ではないかと思うのです。

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