時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

歴史に対して反逆する韓国

 就任後最初の訪問国としてアメリカを選んだ韓国の朴槿恵大統領は、オバマ大統領との会談、並びに、議会演説において、日本批判を繰り返したと報じられています。日本国は、正しい歴史認識をもつように、と…。

 正しい認識”と言う限りは、何らかの確固とした基準に照らして、認識の正誤が判断されているはずです。通常は、正誤の判断基準は、誰から見ても客観的で、不動のものであらねばなりませんので、歴史について言えば、”事実”となります。歴史とは、事実の積み重ねであり、事実に基づく歴史だけが、正しい歴史と言えるのです。そして、事実が対象であれば、認識に正誤は生じません。例えば、日韓併合は、1910年に併合条約に基づいて“日本国が、韓国を併合した”と表現しても、“韓国は、日本国に併合された”と表現しても、対象となる事実そのものは同一であり、事実認識は両者とも正しいのです。ところが、韓国の主張は、事実認識に起因するものではないようです。韓国は、事実認識ではなく、事実に対する”解釈”や”理解”の相違を問題としているのです。そして、”解釈”や”理解”であれば、立場や視点の違いによって人々の見解は分かれ、正誤の判断も主観的となります。しかも、韓国は、歴史の事実を自己に都合が良いように改竄しています。例えば、韓国併合は、戦後に成立した民族自決の原則からしますと、批判点となりますが、日本国からしますと、”莫大な投資によって朝鮮の人々の生活水準を向上させる共に、韓国を近代化した(事実)”ことなのですが、韓国は、”朝鮮の人々を搾取し、過酷な植民地支配を受けた(虚偽)”と言い張っているのです(当事の資料等は、日本国側の主張が事実に即していることを証明している…)。

 韓国は、国や人が異なろうとも一致すべき事実認識の基盤さえも破壊しています。事実までも捻じ曲げ、あるいは、捏造しよとする韓国の行為は、歴史に対する反逆であると思うのです。

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