時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国にも”慰安婦”制度があった

 大阪市の橋下市長が、”慰安婦は必要であった”と述べたことに対して、ネットのブログなどでは、非難の意見も見受けられます。

 ”慰安婦”問題は、韓国が日本国を糾弾する際に、常々持ち出されてきたましたが、韓国に、慰安婦制度があったことは、あまり知られていないようです。李朝時代には、官営の公娼制度があり、今でも、北朝鮮金王朝に設置されている”喜び組”は、その伝統とも目されます。韓国独立後も、朝鮮戦争では、韓国政府は、公営の慰安婦部隊まで編成しました。ネット情報によりますと、その際、慰安婦の女性達は、人道的とは言い難い扱いを受けていたそうです(ドラム缶による運搬…?)。しかも、ベトナム戦争における韓国軍の民間人に対する残虐さは、日本軍の比ではありません。慰安婦制度やその待遇が批判されるならば、当然、韓国自身も自らの過去を直視しなければならないのです。

 橋下市長の発言で重要な点は、”慰安婦”の待遇については反省点に立ちながらも(この点は、韓国も責めを負う…)、少なくとも、韓国の主張する日本軍による”20万人朝鮮女性強制連行説”だけは否定したことです。歴史の事実を重視し、日本国の名誉を、一部であれ回復させたのですから、この点に限っては、橋下市長は、袋叩きにされるほどの酷い発言をしたとは思えないのです。

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