時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中韓が”悪”と判定される理由

 昨日、NHKの7時のニュースでは、在日韓国・朝鮮人差別を糾弾するデモについて、かなりの時間を割いて報じていました。NHKの報道ぶりは、”悪いのは差別する日本人”と言わんばかりです。

 ところで、本日の産経新聞の正論で、筑波大学大学院の古田博司教授が、「歴史の善悪に拘泥してはならぬ」という一文を認めておられました。ベンサム功利主義を引きながら、パンを作る人、パンを買う人、パンを盗む人は、皆、食欲を動機としており、動機そのものには善悪の区別はないものの、それが善や悪と判断されるのは、”その人の見通しによる”と述べています。中韓に当てはめますと、”戦勝国史観”に頼り(史実とは違う…)、最初から自分達の主張は善と決めつけて日本を批判しても、過去に呪縛されている限り、むしろ悪に落ち込んでゆくと…。善悪相対論からのアプローチなのですが、もう一つ、善と悪とを判別する基準を挙げるとしますと、他者に対する侵害性の有無なのではないかと思うのです。パンを作る人は自らの働きにより、そして、パンを買う人は、対価を支払うことで食欲を満たしますが、パンを盗む人は、他者のパンを奪うこと、つまり、他者の権利侵害によってこれを為しています。侵害性のある行為は、古今東西を問わず、一般的には、”悪”と認識されます(もちろん、諸般の事情により判定が複雑になることもありますが…)。中韓北の日本国に対する行いを見ますと、侵害性を伴うこの種の”悪”を見出すことができます。中国は、尖閣諸島に食指を動かす一方で、韓国は、既に竹島を武力で占領しています。中国も韓国も、”南京大虐殺”や”慰安婦”など、故意に捏造した歴史に基づいて、日本国の名誉を著しく傷つけ、加えて”賠償”までせしめようと目論んでいます(現実には、自分達の方が日本人を虐殺・弾圧しているにも拘わらず…)。

 日本人の多くが、在日韓国・朝鮮人の侵害や犯罪によって被害を受けているにも拘わらず、特別に優遇措置を受けているのですから、日本人が、朝鮮半島出身者の人々を批判し、優遇措置の廃止を求めることには正当な理由があります。NHKも在日韓国・朝鮮人の人々も、日本国、並びに、日本人に対する侵害と加害という、自らの”悪”こそ自覚すべきと思うのです。

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