時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

無神経な韓国の対馬侵略小説

 昨日、日中韓文化相会合の席で、下村文科相に対して、韓国文化相が対馬の盗難仏像の返還に前向きな姿勢を示したと報じられております。しかしながら、現在、韓国でベストセラーとなっている小説を考えますと、日韓友好は、到底、無理なのではないかと思うのです。

 ベストセラーのタイトルは、『千年恨 対馬島』であり、朴大統領が北朝鮮と組んで、対馬を”奪回”するという内容なそうです。歴史上、一度たりとも、対馬が朝鮮領となったことはありませんので、”奪回”という言葉は、日本国からしますと”侵略”を意味しています。歴史を捏造してまで、自らの”侵略”を正当化しようとしているのですから、これほど不愉快な表現もありません。そして、こうした小説が、ベストセラーになる韓国の国民性こそ、日本国内における”嫌韓”の一因でもあります。韓国窃盗団に盗まれた仏像の返還拒否も、自らを被害者に仕立てることで、正当化しようとしました。仏像の返還発言は、対馬の人々や一般の日本人の反韓感情を宥めようとする意図からなのでしょうが、韓国の本音は、『千年恨対馬島』に現れています。

 仮に、日本において済州島の奪還を描く小説が出版されたとしますと、韓国は、どのように反応するでしょうか(日本国では、こうした侵略肯定の小説がベストセラーになるわけはありませんが…)。おそらく、怒り狂うのではないでしょうか。相手国に対する侵略の野心を露わにしながら、友好が大事とばかりに歩み寄られても、もはや、それを信じる日本人は、ほとんどいないのではないかと思うのです。

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