時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

あまりに残念な国際スケート連盟会長の発言-スポーツマンシップは何処へいったのか

 日本時間の本日未明、ソチオリンピックでは、フィギュア・スケート女子SPの競技が行われました。日本選手たちの結果は芳しくなく、この日をめざし、血の滲む思いで練習を重ねてきた選手達を思いますと心が痛みます。

 ところで、競技の実施に先立って、国際スケート連盟会長が、韓国の選手が勝つことを予測し、日本選手に対しては低い評価のコメントを述べたと報じられております。スケート界のトップが、堂々と特定の国の選手の勝に言及することは、前代未聞のことではないかと思います。おそらく、この発言は、選手たちの耳にも入ったことでしょうから、日本選手のみならず、他の国の選手の心をも萎えさせたでしょうし(一生懸命に滑っても結果は既に決まっている…)、競技の審判員にも圧力となったはずです(会長の意向には逆らえない…)。何故、国際スケート連盟会長は、公平中立な立場から、全ての選手に向けて、”自らのベストを尽くせ”と語らなかったのでしょうか。

 国際スケート連盟会長は、イタリアの方のようですが、日韓共催のワールドカップにあっては、イタリアは、韓国の審判買収に煮え湯を飲まされたはずです。フィギュアの採点にはこれまでも疑惑の目が向けられてきましたが、これでは、競技ルールを守り、正々堂々と闘うスポーツマンシップの精神が、フィギュア・スケートの世界から消えてしまったに等しいのではないかと思うのです。

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