グレンデール市の慰安婦碑文の誤り
昨日は、河野談話とは一部の事件を全体に拡大した針小棒大の作為によって作文されたものであることを記事にしました。この談話こそ、韓国側の圧力で作成を決定した時から、既に”結論先にありき”であったと言わざるを得ません。そこで、本日は、河野談話を根拠として撤退に抵抗しているグレンデール市の慰安婦像の碑文の誤りについて指摘したいと思います。グレンデール市の碑文は、以下の通りです。
「平和の記念碑
1923年から1945年の間、大日本帝国軍によって強制的に性奴隷にされた、朝鮮、中国、台湾、日本、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、東ティモール、そしてインドネシアの、それぞれの家から強制連行された20万人以上のアジアとオランダの女性を偲ぶ。
2012年7月30日のグレンデール市による「慰安婦の日」宣言と、2007年7月30日に合衆国下院においてこの犯罪の歴史的責任を日本政府が受諾することを要請する121条決議案が議会を通過したことを祝す。
私たちの真摯な望みはこの並外れた人権侵害が二度と再び繰り返されないことである。
2013年7月30日」
第1に、期間が1923年から1945年とされていますが、戦時ではない期間が含まれていますし、韓国では、朝鮮半島における女子の戦時徴用を”慰安婦の強制連行”と誤認させようと工作してきましたが、戦時徴用でさえ、終戦に至るまでの半年間のことです。しかも、戦時の女子挺身隊とは、慰安婦とは関係がなく、むしろ朝鮮総督府では、”誤解され困る…”と報告しています。
第2に、”家から強制連行された20万人以上…の女性”には、全く根拠がありません。昨日の記事でも指摘したように、慰安婦は、自由募集が大半であり、被害を名乗り出ている人々の殆ども、騙したのは親族や知人、並びに、結託した民間事業者でした。また、慰安婦そのものの数にも諸説があり、20万人という数字は、千田夏光という人が著書に”挺身隊20万人”と書いたところ、何故か、数字だけが独り歩きしたものです。
第3に、ここでも、日本領における募集と占領地における戦争犯罪とを意図的に混同しています。内地の日本、並びに、外地の台湾、朝鮮と他の占領地とを区別しませんと、韓国の”慰安婦国際包囲網作戦”に利用されることになります。
第4に、”性奴隷”という言葉も見えますが、慰安所の従業員の日記では、福利厚生に努められていた様子が伺えますし、アメリカの公文書館の資料でも、この表現とは正反対の生活ぶりが読み取れます。一部の悪徳業者の存在は否定しませんが、ごく少数の事例を全体と見なすことは詐術的です。
第5に、最後は”私たちの真摯な望みはこの並外れた人権侵害が二度と再び繰り返されないことである”と結んでいますが、韓国は、朝鮮戦争においては正真正銘の”従軍慰安婦”を設け、ベトナム戦争では村民の虐殺やライダイハン問題を起こしています。既に人権侵害を繰り返したのですから、この言葉も嘘と言えましょう。
日本国民の多くは、河野談話の再検証作業が、最終的に国際社会における日本国に対する誤解を解き、名誉回復に資することを期待しております。グレンデール市の慰安婦像が撤去される日が近いことを願ってやみまないのです。
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
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「平和の記念碑
1923年から1945年の間、大日本帝国軍によって強制的に性奴隷にされた、朝鮮、中国、台湾、日本、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、東ティモール、そしてインドネシアの、それぞれの家から強制連行された20万人以上のアジアとオランダの女性を偲ぶ。
2012年7月30日のグレンデール市による「慰安婦の日」宣言と、2007年7月30日に合衆国下院においてこの犯罪の歴史的責任を日本政府が受諾することを要請する121条決議案が議会を通過したことを祝す。
私たちの真摯な望みはこの並外れた人権侵害が二度と再び繰り返されないことである。
2013年7月30日」
第1に、期間が1923年から1945年とされていますが、戦時ではない期間が含まれていますし、韓国では、朝鮮半島における女子の戦時徴用を”慰安婦の強制連行”と誤認させようと工作してきましたが、戦時徴用でさえ、終戦に至るまでの半年間のことです。しかも、戦時の女子挺身隊とは、慰安婦とは関係がなく、むしろ朝鮮総督府では、”誤解され困る…”と報告しています。
第2に、”家から強制連行された20万人以上…の女性”には、全く根拠がありません。昨日の記事でも指摘したように、慰安婦は、自由募集が大半であり、被害を名乗り出ている人々の殆ども、騙したのは親族や知人、並びに、結託した民間事業者でした。また、慰安婦そのものの数にも諸説があり、20万人という数字は、千田夏光という人が著書に”挺身隊20万人”と書いたところ、何故か、数字だけが独り歩きしたものです。
第3に、ここでも、日本領における募集と占領地における戦争犯罪とを意図的に混同しています。内地の日本、並びに、外地の台湾、朝鮮と他の占領地とを区別しませんと、韓国の”慰安婦国際包囲網作戦”に利用されることになります。
第4に、”性奴隷”という言葉も見えますが、慰安所の従業員の日記では、福利厚生に努められていた様子が伺えますし、アメリカの公文書館の資料でも、この表現とは正反対の生活ぶりが読み取れます。一部の悪徳業者の存在は否定しませんが、ごく少数の事例を全体と見なすことは詐術的です。
第5に、最後は”私たちの真摯な望みはこの並外れた人権侵害が二度と再び繰り返されないことである”と結んでいますが、韓国は、朝鮮戦争においては正真正銘の”従軍慰安婦”を設け、ベトナム戦争では村民の虐殺やライダイハン問題を起こしています。既に人権侵害を繰り返したのですから、この言葉も嘘と言えましょう。
日本国民の多くは、河野談話の再検証作業が、最終的に国際社会における日本国に対する誤解を解き、名誉回復に資することを期待しております。グレンデール市の慰安婦像が撤去される日が近いことを願ってやみまないのです。
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