時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

北朝鮮の脅威は対韓要求のチャンス

 ハーグで開催されている各サミットの席で、日米韓の首脳会談の場が設けられたと報じられています。北朝鮮に対する連携の強化がアピールされておりますが、結束すべき相手が北朝鮮であることは、日本国にとりましては、対韓要求のチャンスとなるのではないかと思うのです。

 そもそも日本国には、韓国を救済する義務はありません。それどころか、竹島を不法占拠され、慰安婦問題では誣告を受け、対馬の仏像をはじめ文化財も盗まれたままです。これらは韓国が日本国に加えた害の一部に過ぎず、日本国には、韓国に対して公式に要求すべきことはあまたあるのです。通常は、法的な義務として韓国は、日本国の要請に応えて無条件に履行する必要がありますが、これまで、韓国は、日本国に対する加害行為については無視を決め込んできました。にも拘わらず、北朝鮮が韓国に侵攻するに際して、日本国に無条件で支援を求めるとしますと、それは虫が良すぎるというものです。

 北朝鮮が共通の脅威であることは、日本国が、韓国政府に対して支援者側として強い立場にあることを意味しています。日本国政府は、北朝鮮の脅威を対韓要求を実現するためのチャンスとして活かすべきではないかと思うのです。

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