時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

お遍路さん問題-不可解な韓国人女性住職

 先日、マスコミは、お遍路さんに外国人排斥の文章が多数貼られたとして、批判的な記事を掲載しておりました。しかしながら、事の発端は韓国人女性による4000枚のステッカー貼りにあり、無許可の張り紙は軽犯罪法にも抵触するため、逆にこの女性に対する批判の声も聞かれるようになりました。

 ところで、この件に関連して、お遍路八十八寺のうち、徳島に所在する第十三番札所の花蔵院大日寺の住職が韓国人女性であることにも、関心が集まっています。ネット情報のため、真偽のほどは定かではないのですが、この住職についても、不可解な点が多過ぎると思うのです。現住職の金昴先氏は、元韓国人ダンサーであり、1995年に来日した際に大日寺住職と知り合い、2007年に夫となった住職が急死したことで、住職に就いているそうです。長男の弘昴(ホンミョ)君に住職を継がせるために、いわば、ピンチヒッターとして住職に就いたそうですが、大日寺が属する真言宗大徳寺派では、住職は世襲ではなく、教師の資格を取得した上で、管長から任命されます。教師となるには、密教の修業を積み、最後には伝法灌頂を受けねばならず、住職急死後に、その配偶者が、即、この資格を取得できたとは考えられません(長男も世襲できないのでは?)。また、現住職は、金姓を名乗っていますが、日本国は夫婦別姓ではありませんので、夫の日本姓ではなく、敢えて韓国の旧姓を使用しているところも不可解な点です(長男の名前も何故か韓国名…)。

 金住職は、貼り紙事件について「お遍路は世界遺産を目指している。『ハングルだから』などという狭い考えでは世界からお客さんを迎えられるか心配だ」とステッカーを貼った韓国女性を擁護していますが、”お客さん”という表現も、御仏に使える住職の言葉とは思えません。花蔵院大日寺は宿坊も兼ねており、巡礼者を”お客さん”と見なす感覚は、世俗の旅館の女将のようです。真言宗大徳寺派や檀家の方々は、金氏について、大日寺住職の資格の是非を審査し直すべきなのではないでしょうか。

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