時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

集団心理を利用する韓国-LINE問題

 韓国では、反日法も制定されていることから、親日的な言葉を口にしただけで、つまはじきにされるそうです。異論を許さない極端な集団主義は、想像を絶する国ぐるみの不祥事や逸脱行動の原因でもありますが、LINEもまた、集団心理を利用した組織的な日本攻略の手段なのではないかと思うのです。
 
 数日前のネット情報では、LINE社は、警察官僚を含む元官僚や政治家の秘書を対象に求人を始めたそうです。韓国国情院の傍受疑惑が指摘されていただけに、遂に、日本国の国家情報にまで触手を伸ばしたか、とする警戒感も広がっています。これほどまでにLINEの危険性が表沙汰になりながら、使用し続けている利用者が少なくない背景には、マスコミ等のステマも然ることながら、集団心理が巧みに利用されている一面があります。韓国程ではないにせよ、日本国にも、調和を重んじるばかりに、周囲に同調する傾向があります。特に、若年層にその傾向が強く、学校内で孤立することは、耐え難い苦痛を与えます。虐めの最大の手段は、仲間はずれなのですから。このことは、LINEについても、一人だけ抜けたり、あるいは、使用停止を呼びかけ難い状況を説明しています。個人情報が掌握される危険があるとは知りながら、止められない理由は、組織という集団行動の場とLINEの使用が結びついているからです。
 
 LINEに限らず、危険や欠陥を察知し、自己の判断で他の人々にもそれを提起することは、集団の自己自縛行為が破滅をもたらさないためにも必要なことです。日本国の教育の場では、むしろ、孤立を恐れない勇気、そして、リスクを回避する賢さこそ、教えるべきなのではないでしょうか。
 
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