時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

嘘に苦しむ日本と事実に苦しむ中韓

 ”南京大虐殺”や”慰安婦問題”について、詳細に事実を探求してゆきますと、中韓の主張する”歴史”と事実との間には、相当の隔たりがあることに気づかされます。日本国は、いわば、他国が吐いた”嘘”に苦しめられてきたのです。
 
 それでは、嘘を吐いた側は、誰からも咎められず、安泰なのでしょうか。最近に至り、中国も韓国も、過去の事実が明るみ出ることで、日本国とは逆の意味で苦しい立場に追い詰められそうな気配がします。特に韓国は、日本国内の雑誌で特集が組まれておりますように、ベトナム戦争における韓国軍の蛮行が、動かぬ証拠を以って立証されております。また、韓国国内では、元米軍慰安婦達が国を相手取って訴訟を起こしており、現職の朴大統領の父親に当たる朴正煕大統領が管理者であったことも含めて、この件についても、保存された史料から事実確認は容易です。
 
 そして、もう一つ、両国を苦しめる事実があるとすれば、それは、他国を陥れるために嘘を吐いたという、誣告罪というべき不名誉な過去の行為です。他者に嘘による苦しみは、それが嘘であると判明すればきれいさっぱりと霧散しますが、事実に起因するものは、その罪を認め誠実に責任を採らない限り、逃れても追いかけられる苦しみとなるのではないかと思うのです。
 
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