時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

舛添東京都知事はソウル市との合意書の全文公表を

 東京都の舛添知事が訪韓に際してソウル市と合意書を締結した一件は、東京都のみならず、日本全国から囂囂たる批判を浴びています。この件でさらに呆れるのは、東京都は、合意書を公表していないことです。
 
 東京都のホームページを訪問しますと、HOMEには、都知事訪韓に関する情報は、一切、掲載していません。訪韓情報を得ようとすれば、”知事の部屋”の欄に設けられている”活動の紹介”をクリックし、「ソウル出張(ソウル市長と面会・合意書締結)」を開く必要があります。このページに、合意書に関して「都市の安全・安心、環境対策、福祉保健対策、オリンピック・パラリンピック及びスポーツ交流、産業・観光交流、文化交流の各分野で緊密な交流・協力を行うことを確認し…」との記載がありますが、合意書の原文の掲載はありません。このことは、ソウル市との合意内容について、一般の都民、並びに、国民に対して、十分な情報を提供していないことを意味しています。技術提供説や4兆円支援説が取り沙汰されているにも拘らず…
 
 情報公開の義務を怠り、合意書の原文さえ未公開では、舛添知事が、背任的な”秘密外交”の誹りを受けるのも当然なのではないかと思うのです。
 
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