時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

松島法相が自民党である不思議

 第二次安倍内閣の顔ぶれが揃い、ネットやマスコミなどでは、保守への傾斜が強まったとするコメントも見られますが、そうとばかりは言えないように思えます。
 
 五名の女性議員が一度に入閣したことから、兎角に女性閣僚が注目を集めておりますが、保守派の女性議員と並んで、実のところ、極めて左翼に近い方も登用されております。特に懸念されるのは、法務大臣のポストです。法務大臣の職は、出入国管理や国籍付与などにおいて裁量権を有しており、今般、国民の関心が高い移民問題の行方にも影響を与えます。今般、法務大臣に就任した松島みどり氏の経歴を見ますと、自民党に所属しているのが不思議なくらいの方なのです。死刑執行には同意しているそうですが、元朝日新聞記者で大阪府出身、真っ赤なスーツの装いに、夫婦別姓にも賛成となりますと、社民党共産党の議員と見紛うばかりです(赤旗から献金を受けていたとも…)。
 
 本日のネット・ニュースでは、松島法相の夫婦別姓に対する肯定的な発言が報じられておりましたが、出入国管理等に対する基本的な政策方針につきましても、見解を伺いたいものです。密かに、松島法相が第二の千葉景子法相になることを心配する国民も少なくないと思うのです。
 
 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。