時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

舛添知事の危険な二重外交

 日本国憲法では、外交関係の処理は、内閣の専権事項として定められています。当然、地方自治体に外交権はないのですが、東京都の舛添知事は、都政よりも海外訪問に熱心なようです。
 
 舛添都知事は、国際政治学者としてはフランスでの研究歴もあり、経歴においては親欧米派のようにも見えます。しかしながら、都知事が選ぶ海外の訪問国は、韓国やロシアといった日本国との間に懸案を抱える国に偏っています。韓国では、日本国の国益を忘却して韓国政府の”御用聞き”に成り下がっていましたし、訪問先のロシアでの日米同盟批判は、明らかに”都市間交流”の枠を超えていました。中国に対しても、都独自のアプローチを試みるそうですので、”舛添危機”の拡大は、収まる気配がありません。都の組織においても”外務長”ポストを新設しておりますので、あたかも分離・独立を目指すかのようです。
 
 そして、こうした反日諸国こそ、絶対に二重外交をしてはならない国でもあります。国と地方との間に政策の不一致が生じますと、国家分裂の危機を招きかねないからです(反日国ほど、常に介入の機会を狙っている…)。あるいは、舛添知事の真の狙いは、日本国の国家分裂なのかもしれません
 
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