時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

仁川アジア大会は反面教師

 連日のように眉を顰める事件が報じられる仁川アジア大会。本日も、インドの選手が、韓国選手有利の判定に抗議し、授与された銅メダルを当韓国選手の首にかけるという事件が起きております。
 
 仁川アジア大会ほど、参加各国や選手達から酷評を受けている大会はないのですが、韓国開催ならではの特徴は、杜撰な運営や劣悪な施設のみならず、韓国贔屓のアンフェアな不正行為の多発にあります。過去のオリンピックやワールドカップといった国際大会、特に、サッカーやフィギュアスケートなど、韓国が国を挙げて人材育成や資金を注いできた分野では、既にこの問題は表面化していましたが、今大会では、不正がほとんど全種目に拡大しています。開催国には、施設の特徴を把握したり、競技会場を使用した事前練習ができる点において地の利がありますし、観客の声援においても”ホーム”ならではの強みがあります。しかしながら、韓国は、こうした開催国の一般的なメリットの範囲を越えて、スポーツの神髄であるフェア・プレー精神を踏みにじっております。こうも不正が頻繁に行われるのでは、参加選手たちの心に残るのは苦々しい思い出だけです。
 
 舛添東京都知事などは、東京オリンピックの開催を前に韓国からも学ぶと発言しているようですが、韓国は、反面教師なのではないでしょうか。東京オリンピック成功の秘訣は、一切の不正を排し、スポーツマンシップに則ったフェアな競技を実現することではないかと思うのです。
 
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