時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

平昌オリンピックは退屈になる?

 仁川アジア大会は、韓国が、国際大会の開催国として不適格であることを示す結果となりました。仁川大会の失敗から予測されることは、平昌オリンピックが、世にもつまらない大会となることです。
 
 昨日の記事でも指摘したように、仁川大会は、韓国有利の不正ジャッジが目に余る大会でした。今大会での経験から、参加諸国、並びに、選手たちが予期することは、平昌オリンピックが”第二の仁川大会”となることです。競技の結果が不正ジャッジで歪められるのであれば、政府も選手も気力を失います。各国政府は、自国の選手の育成と強化のためにスポーツ予算を費やしてきましたし、選手たちもまた、メダルの獲得を目標に忍耐強く自己鍛錬を積み重ねてまいりました。不正ジャッジは、こうした投資や努力を全て水泡に帰してしまうのです。最初から無駄になることが分かっていれば、誰もが無力感に襲われます。この結果、平昌オリンピックに対する熱意も期待も萎み、競技レベルも下がることが予測されるのです。
 
 韓国開催のリスクを考慮しますと、IOCは、不正ジャッジ防止のための何らかの対策を検討する必要があるのかもしれません。それとも、全世界のスポーツ・ファンは、退屈でアンフェアなオリンピックに耐えなければならないのでしょうか。
 
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