時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

朝日新聞社は謀略組織の一員-日本軍毒ガス作戦報道

 慰安婦問題について、朝日新聞社は、ようやく自社の発信した記事の誤りを認めましたが、同社が虚偽報道は、慰安婦問題に限ったことではないようです。
 
 1984年10月31日の朝日新聞の紙面には、写真付きで、戦時中、日本軍が中国大陸で毒ガス作戦を実行したとの記事が掲載されたそうです。専門家の検証により、写真に写っていた”毒ガス”は、演習中の煙幕に過ぎないことが判明したそうですが、この頃より、毒ガス問題が取り沙汰されるようになったのは、単なる偶然なのでしょうか。森村誠一氏が『悪魔の飽食』を出版し、731部隊が注目されるようになったのは、前年の1983年の事です。実際には、1925年の毒ガス使用禁止に関するジュネーブ議定書を最初に破って毒ガスを使用したのは中国側であり、危機感を感じた日本軍が設けたのが、毒ガス対策のための研究班であったそうです。80年代以降、朝日新聞社、並びに、左翼メディアは、積極的に日本国の戦争責任を問うプロパガンダを展開しており、虚偽の記事の発信は故意、つまり、組織的な反日戦略の一環であったのでしょう。
 
 朝日新聞社には、慰安婦問題や吉田証言のみならず、隠れた余罪が眠っております。今日、日本国は、日本軍が中国大陸に放置したとされる遺棄化学兵器の処理に巨額の処理費を投じておりますが、朝日新聞社は、報道機関ではなく、謀略組織の一員であったのではないかと思うのです。
 
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