時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

サザンオールスターズ謝罪事件-政治活動を行うなら情報公開を

 著名なロックバンドであり、昨年、紫綬褒章を受章したサザンオールスターズが、反日的な行動をとったとして、抗議のデモが起きたそうです。この件に関して、所属事務所が謝罪したと報じられております。
 
 授与された紫綬褒章の取り扱いにも批判があったそうですが、ビートルズジョン・レノンのように、反戦・平和主義からMBE(勲章)を返却している音楽家もおりますので、辞退する、あるいは、返還するという道もあるはずです。また、真に平和を望むならば、急速な軍拡によってアジアの脅威となっている中国に対して、音楽を以って抗議すべきであり、パワー・バランスの観点から防衛力を強化している日本国の側を一方的に責めるのは、非現実的であり、かつ、非論理的というものです。日本人らしからぬ行動のため、ネット上では、リーダーの桑田佳祐氏等メンバーが、実は、在日韓国・朝鮮人ではないかとする疑いも提起されています。仮に、日本国への帰属意識がないとしますと、過激な反日姿勢の理由も理解できます。おそらく、度を越した反日のパフォーマンスは、出身国に対する忠誠の証なのでしょう。本人ではなく、所属事務所が謝罪したのも、日本市場で活動するための表向きの方便なのかもしれません。
 
 曖昧な行動をとりつつ、国籍、あるいは、出身民族不明という状況は、事件の真相を見えなくします。反日活動という政治的なアピールを行う以上、政治家ではなくとも、自らの立場を明らかにすべきなのではないかと思うのです。
 
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